12月20日。




この日って確か、恵美と花と3人で行ったのカナ??

K店はイベントで、ビンゴ大会だったんだ。

恵美と花はR店に先に行くって言ったから亜紀は一人で行くことに。

一人で行くのってやっぱり抵抗あるんだけど、R店に行きたいわけじゃないのに、お金払うのももったいないカナって。


お店に入るとすごく混んでた。

やっぱりイベントだからかな?


M:「おはよう!」


亜紀:「うん。おはよう。」


M:「今日はタイミングいいよ。ちょうどビンゴ大会だし。」


亜紀:「そうなんだ。」


確かに番号のついた商品がいっぱい。

目に入ったのは、液晶テレビ、PS、自転車、DVDプレーヤーとか。


M:「俺は液晶テレビが欲しい。職場に置きたいんだよね。」


亜紀:「亜紀はねぇ。自転車か、PSがいい☆」


M:「液晶テレビ以外の物が当たったらお前に全部やるよ。テレビ当たったら俺のな。」


亜紀:「分かったぁ。」


M:「まぁ俺にかかれば今言った欲しいものは全部当たるな。」


亜紀:「じゃあ当ててください♪」


ちょっとしゃべってMちんは席を回ってくるって言って行っちゃった。

そこで来たのが最近仲の良くなったR君。


R:「おはよう!」


亜紀:「おぅ☆おはよう。」


R:「今日もかわいいね♪僕隣にすわちゃっお。」


実は彼のこと初めは苦手というか、嫌いな部類の人だったの。

けどね、毎回行くたびに席に付いてくれてがんばって接客してくれる姿になんだかうれしさを感じちゃってすっかり仲良くなちゃった。

彼はヘルプの天才だと思う。

いつも着ている服や髪型なんかを褒めてくれて、お世辞っぽくないし、優しい。

最近はお互いの悩みなんかも相談したりして彼がついてくれると担当がいなくても楽しい。


R:「ねぇ。俺前から思ってたんだけど、亜紀ちゃんのほっぺたって赤ちゃんみたいだよねぇ。」


亜紀:「そうかな?ありがとう☆R君はいつも褒めてくれるよね。」


R:「褒めてるんじゃなくて本心だよ。ほっぺた触っていい?」


亜紀:「うん。」


ほっぺたを触るR君。


R:「もち肌だよねぇ。気持ちいいし。」


亜紀:「肉付きがいいんだよ(笑)」


R:「そういえばビンゴカードもう買ったの?」


亜紀:「まだだよ?」


R:「ビンゴの時間になったらMさん戻ってくるから買っておけば?」


亜紀:「そうするぅ♪」




ビンゴタイム。

ビンゴカードは1枚1000円。

それほど興味あったわけじゃないから2枚くらいでいいかなーって。

売りに来た内勤に2000円渡したら4枚くれた。

ゲストはおまけしてもらえるんだって♪

でもそれを見たMちんは、


M:「ケチくせぇなぁ。4枚しかくれないの?俺がもっともらってきてやる。」


って言って30、40枚くらい持ってきた(笑)

亜紀が買った意味あるのかなぁ?

二人で半分ずつ見る。


次々に発表されていく番号。

なかなかリーチはかからない。

こんなに枚数があるのに当たらないじゃなぁい!

って言っても枚数が多いのは亜紀の席だけじゃない…。

幹部の人の席はみんな30枚くらいは持っててw


M:「ちゃんと見れてる??お前バカだからな。」


亜紀:「うん。大丈夫。」


って言ってるのに確認するM君。

確かに亜紀は見落としてる可能性大。


M:「見れてねーじゃん。これさっきの番号だぞ。」


亜紀:「え~!ごめん。」


真剣そのもの。

そんな姿もかっこいいなぁって思っちゃう。

きっと今の私はまた目がハート☆


よその席から『ビンゴ!』って声がどんどん聞こえてきた。

焦りだす。

と思ったらMちんが先に当たった。


M:「ビンゴだ。テレビな。」


意気込んで行ったものの結果は「ホッカイロ」…。

亜紀も最後のほうで何枚か当たったんだけど、

『コーヒーメイカー』

『クリスマスコスチューム』

『ホットカーラー』

『加湿器』

『おもちゃのおっぱい(隣りの席からのもらい物)』

ろくなものないなぁw


亜紀:「全然ダメだったね。」


M:「俺の欲しいものと亜紀の欲しいものをすべて当てるつもりだったんだけど。」


亜紀:「(笑)」




ビンゴが終って、Mちんは席を離れた。

変わりに様子を見に来るT君。


T:「何か当たった??」


亜紀:「めぼしい物は何も…。」


T:「俺なんかバイブ当たったぜ?」


と言ってバイブにスイッチをいれるT君。

なんかナニの形したグウィングウィン回るやつ。


亜紀:「見た目ちょっとキモイね。」


T:「いる??」


亜紀:「けっこうです(笑)」


その姿を隣りで見ていたちょっとぽっちゃり系(ぼっちゃりかも…。)の女の人が話しかけてきた。


女の人:「それかなりうけるんだけどぉ!!見せて見せて♪」


亜紀:「……。」


女の人:「リアルに動いてるじゃーん。あはははははっ…。」


笑い続けるw


バイブを返してもらったT君は半分に減っているMちんのグラスにお酒を入れだした。

今は席にいないよ?


亜紀:「何してるの?」


T:「これで混ぜちゃえ!」


バイブでお酒を混ぜだすT君。

それを見てさらに笑う女の人…。


亜紀:「ええ!?ヤバイって。汚いよ?(未使用だけど何となくw)」


T:「いいって、いいって。Mのだし(笑)」


Mちんにはだまっとこう。



Mちんが帰ってきて3人で好例ゲーム大会。

亜紀はこの後飲まされすぎて記憶があいまいに…。

覚えてる限り書きますw


ゲームしてるとき焼酎半割りとかでイッキしてて、3人でかなり酔ってた。

Mちんはそうでもなかったのかな?

T君と亜紀は絶対酔っ払ってた(笑)




後半に続く。